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138回日商簿記1級出題予想!

 まぁ早めに予想の記事を。

というか言うまでもなく、連結会計でしょ!?俺は連結推し・・というか願望!

試験委員作問者の人ー!連結会計でしょ!?マジ連結出さないとかあり得ないから。

だって親会社説中心の連結会計の最後の舞台だろぉ!

長年頑張ってきた親説連結会計さんへの餞として出題するに決まってるよなぁ!

マジ出さないとかあり得ないから...



今までもやはり基準改正等の時期にはその論点が新旧とわず出題されやすい傾向があります。

だから連結会計は絶対に捨ててはいけないと思う。

しかしそれでも裏をかいて出題されないこともありえる...つまり出題予想なんてクソだということですな。

専門学校はこぞって予想!予想!的中!的中!って、、あれのからくりを教えましょうか?

・なるべく複数の論点をカバーするように予想問題ってのを3つから5つくらい作成する
・先生の予想の場合、複数人の先生がそれぞれ別々に予想する

などなどこうすると、的中する確率が一気に上がって的中率90%とか言えちゃうわけですよ。(たまに表紙に書いているでしょ)

予想はズバリ1つで、第1問は◯×論点、第2問は・・・と予想しているのをあまり見たことないですね。

つまり詐欺師の常套句に近いですねwww(冗談ですよ)


出題予想がダメだなんて言いませんよ。しかしあれは単なるおまじないみたいなものであり、信じ切ってはいけません。
このブログでもついこの前、のれんの永久コンボがビタッと出題されていてちょっと嬉しかったんですが、完全にたまたまです。完璧な根拠なんて持てるはずがない。

結論は、あまり狙い撃ちせずに、できる限り全部やれってことです。

複雑な統計学を用いての予想ならしてみたいんですけどね。アメリカの金融ファンドがやっているようにビッグデータから特性を見出してプログラム作って、、、誰か手伝ってくれませんか?w

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リース会計の比べる意味ねー!?②

 前回のリース会計の続き

※こちらの記事はいろいろ間違っていたので読む必要もありません。下部の追記で本当の真相を書いています。

前回の記事では何に疑問を抱いているのかわかりづらかったかもしれないのでもう一度確認。

ひろし(借り手):機械が必要!でも購入資金がねーよ。ちひろ、リースしてくんねーか?

ちひろ(貸し手):OK!いいわよ。もろもろ準備と契約書用意するね。

―2日後―



ちひろ
:リース期間は3年、年額10,000円ね。あと所有権移転外で!

ひろし:ふざけんなよ!期間後に機械くれないのかよ?

ちひろ:あたりまえじゃない!そんな甘くないわよ。。

ひろし:わかったよ。そのかわり機械をいくらで買ったのか教えてよ。3年後に買わなきゃいけないし参考にと。

ちひろ:仕方ない、、26,243円で買ったわ。

ひろし:フムフム


いろいろおかしいが、これを前提に考える。このときひろしは、リース資産を計上するわけですが、以下の表の赤い部分で比較します。

ri-suhyou1.jpg

購入価額は26,243円とわかっている。問題はリース総額の割引現在価値です。このときの割り引く利率は、貸手の計算利子率を優先します。これも基準に書いています。

そしてこのケースでは、ちひろが●×%の利益を乗せたとは言っていませんが、貸手の計算利子率がわかりますよね?

10,000×(1/利率)+10,000×(1/利率^2)+10,000×(1/利率^3)=26,243

この式を解いてちひろの計算利子率が約7%だとわかります。そしてリース料総額をこの計算利子率で割り引くと当然26,243円になります。(結局割り引く意味ないです)



これが疑問のすべてでした。購入価額が明らかで所有権移転外の場合、比較するまでもなく絶対に同額になるのでは?2つを比較する意味ないじゃん!と思ったのです。これに関して受験時代に質問しまくっていたのですが、明確に答えられた講師の先生は私の周りにはいませんでした。




で、これの真相ですが、至ってシンプルです。俺はとんでもない勘違いをしていたのです。

端的にいうと、貸手が「リース資産をすでに持っていた」パターンを思いつかなかったということです!!



仮にちひろ(貸手)が機械をリースの2年前から所有していたとします。当然減価償却されて購入価額からいくらか減少していますよね。このときひろし(借手)は貸手の購入価額を知っていても、リース総額割引価値とは同額になりませんよね?



また、ちひろ(貸手)の計算利子率を推定するために、減価償却方法まで調べてリース開始時の貸手の機械の簿価計上額を把握しても、やはり購入価額と一致することはありません。



そもそもこの機械の耐用年数は10年かもしれない。そして3年目中古機械をリースして6年目に返してしまうのに、その『使用できる3年間の権利の価値』が、『もし購入するとしたらの価額』と、同額なわけがないですよね!(追記:フルペイアウト満たさないとのご指摘がありました。やはり俺はアホです。)



この基準の処理の趣旨は、所有権移転外FLというのは使用する権利の移動であり、計上されるリース資産は、その権利の価値になるべきということです。つまり、上記の表は、リースの権利の適正額を計上させるために2つの金額を比較させているのです。

なんのことはない。ものすごく理にかなった処理だったわけです。



ちなみに現実では多くの場合、貸手の購入価額を知ることは難しいみたいです。というかどんな業者でも原価を知られることは避けたいでしょうし。

いかがですか?私の馬鹿な屁理屈とその真相に付き合ってくださいましてありがとうございます。同じ疑問を抱いた人はいませんかね?

てか、ひろしちひろって誰だよ!?

続きを読む

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リース会計の比べる意味ねー!?①

昔、疑問に思って納得したこと。リース会計の話です。

次の表ですが、、日商1級とか勉強している人なら間違いなくみたことあるでしょう!

ri-suhyou1.jpg

ここで、次の赤で囲った部分について何か疑問に思ったことはありませんか??

これに関して、多分、次の3タイプの人間に分けられる。

①すぐにリース会計を完全に理解し、すでに何の疑問も抱かないクソ天才タイプ
②何でもかんでも疑問を抱いて、基準やテキストにイチャモンつける反社会的タイプ
③与えられたものは何もかも正しいと思考停止する社会主義国家の人民タイプ

受験地代、私は②の反社会的タイプだったので、相当このリースの疑問について悩みましたし、先生などに迷惑をかけていました。

皆さんはどのタイプですかね。もちろん①であるのがベストですが、③のタイプであってほしくないですね。

確かに基準やテキストに書いてあることのほとんどは正しいことなんですが、何も考えずにそれを受け入れてしまうのは、真の理解につながらないと思うんですわ。



ということで、今回は、上記の図の赤で囲ったところの疑問を書きます。

まず、リースの基本から。リース料というのは次のように決められますよね。

貸手のリース物件購入価額+貸手の計算利子=リース料総額

つまり、貸手はリースするための固定資産に利益額を加算してリース料を決定するわけです。
ここでリースの借手から見て、上の図の「貸手の購入価額が明らか」のケースを考えてみてください。

リースの借手は当然、リース料総額は知っていますよね。契約書に書いてますから。

ということは、次のようになりますよね??

貸手の購入価額(明らか)+貸手の計算利子=リース料総額(明らか)

つまり、「貸手の購入価額等が明らか」ということは、自動的に貸手の計算利子もわかってしまい、しいては貸手の計算利子率も把握できると考えられるよね!!


これらから、どういうことが起こるか、、、例を見てください。

(例)
1.移転外ファイナンスリース(耐用年数3年)
2.年額10,000円のリース料でリース期間3年
3.貸手の購入価額26,243円は明らかである。
4.借手の追加借入利子率は8%である。

上記の表に当てはめて考えると、
貸手の購入価額とリース料総額の割引現価のいずれか低いほうをリース資産計上するんですよね?

貸手の購入価額は26,243円と明らかです。

次にリース料総額の割引現価は、、26,243円!!?

なぜこう考えたかわかります??
貸手の計算利子がわかるなら貸手の計算利子率もわかりますよね。そして「貸手の計算利子率を知りうる場合」は、貸手の計算利子率を使うと書いています!

おいおい!!じゃあ比べる意味なくね!?
貸手の購入価額もリース総額割価の絶対一致するじゃん!
会計基準考えたやつ、バーカバーカッ!

俺が書いていることの意味ちゃんとわかってる?さっぱりわからんという奴はコンビニにブラックガム買いに行って来い!俺についてこい!



と、ここまでが私の昔の疑問。
つまり所有権移転外FLの場合、貸手の購入価額とリース総額割価は必ず同額になって比べる必要はないのでは?ということです。

しかし!だがしかしッ!
この疑問は間違っていたのです...
とんでもない勘違いが...
基準作成者の方ゴメン

この真相はまた今度書きマース。疲れたです。

簿記の由来・複式簿記について

簿記の由来

「簿記」という言葉の由来って有名ですよね。明治時代かなんかにおいて、英語の響きから当て字で日本語にしたとか

"Bookkeeping"だか"Bookkeep"だかを黒船外国人たちは
ブッッキィーピェン!!yeah!」とドヤ顔で言っていたらしく、当時の日本人たちは、

[ブッキーピン]→[ブッキー]→[ボッキー]→[ボキ]


途中ちょっくら下ネタ入ってます。明治のご先祖様達!さらっと下ネタかいッ!?

とまぁ帳簿に記帳することをボキというものだと認識した日本人は、

「待てよ、ボを簿!キを記!で書くと意味通るくね?やっべー俺天才」

と言い出し「簿記」という言葉になったらしいね。本当かどうかは知りませんが。

借方と貸方

「借方・貸方」という言葉も、会計英語の"Debit / Credit"を無理くり訳したんでしょうか・・・

この複式簿記の貸借という根源的な部分について考えてみたい。ゲーテが「複式簿記は人間精神の発明した最も美しきものの一つ」と言ったらしいですが本当にそうなのか。

ここで左右に記入する”借方貸方”って本当に必要なのか疑問に思ったので、複式簿記のメリットからいろいろ考える。



①複式簿記では貸借バランスするので検算や集計がしやすい

現代においてはPC会計ソフトを使用するので、検算も集計も煩わしさを考える必要はない。



②ある事象の原因や運用形態・調達形態の関係がわかりやすい

例えば仕訳では「現金(資産)が増えた→売上(収益)という原因」や、B/Sで「借りている金or自己資金→これこれの資産で運用」という関係がわかりやすいということです。

しかしこれも左右でないと表せないわけじゃない気がするので微妙。



③長年の歴史があるから多くのコンセンサスがある

複式簿記に代わる新しい考えはあるみたい(マトリックス会計など)。また、複式簿記をしっかり理解していなくとも経理の仕事はできるはず。勝手にPCがいろいろ処理してくれる。なので複式簿記以外の考えを取り入れるのにそこまで社会的コストがかかるか疑問。



うーんどうなんですかねぇ。わかりません。借方は左、貸方は右!分けて表示することにそこまでこだわる必要はあるのかと思ったりします。実際に有価証券報告書ではF/Sが左右に分かれて表示されていないこともありますし。つまり慣れが大きいんじゃないかなぁ

しかし、やはり②のような物事を考えるとき、人間は右と左に概念をおいて考えることが多いので”貸借”は自然とできた効果的な方法なんでしょうね。(もっと複式貸借でないといけないという決定的な理由を教えてください)

複式簿記における本当の考え方


「収益だから右でぇ、、借入金が減ったからぁ左でぇ」 とか考えている時点で、まだまだということです。そもそも私は会計事象を考えるとき、基本的に『仕訳』など使いません。

このブログやサイトで連結会計や税効果など難しい計算テクニックを紹介していますが、よく「ストックから考えて差額をフローに」などと書いています。これこそが複式簿記の正しい考え方だと信じています。仕訳など単なるメモのための一つの手段にすぎない。



今、現金(ストック)がいくらあるのか?

昨日はいくらあったのか?

その差額(フロー)は何に使ったのか?

あ、野菜ジュースで100円と吉野家で500円使ったわ



これが普通でしょ!複式簿記も一部を除いてほとんどこの考えですよ。


まずストックから考える!それから変動の原因はフロー!


この順序が無意識にできるようになると、より深く理解、より速く計算できるようになると思っているんですけどね。右も左も上も下も思考においては大した問題ではない。どーでもいい。

というか「借」とか「貸」とか、右か左かわかりにくいにねん!誰やはじめに言い出したやつぅ!


今回もよくわからんことを書いていますが、ふと、簿記の根源を考えていたらこのような記事を書いてしまいました。

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日商簿記3級からスタートし公認会計士を上位合格したのは昔の話。
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